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しらかわのぶろぐ

アニメスタッフについての雑記が多いかもです…

大平晋也展に行ってきた。

ササユリカフェさんの大平晋也展を見てきました。

 

好きなアニメは何かと聞かれたら色々あって一つだけ答えるのはかなり難しいのですが、たぶん一番見ているアニメだと思うのでこう答えると思います。

THE八犬伝新章4話「浜路再臨」です。

何を大げさな、と思われる方も大勢いらっしゃるかもしれませんが、この作品(のこの回)はアニメの革命だと思うんですよ。これまでのアニメでは見たことのない表現に満ち満ちていて、何度見てもその思いは変わりません。斬新な表現というと当時は新しくても時間が経つと古臭く感じてしまうことが多いですが、新章4話に関して言えば25年経った今でも色褪せていない、斬新であり普遍的なアニメーションだと思っています。(ちなみにその表現も「骨董屋」から始まったものだと言えるのかもしれませんが自分は見るのが逆だったせいもあり、新章4話のインパクトが強いです…)

 

前置きが長くなりましたが、その新章4話の演出を担当された大平さんの仕事がたっぷり見れて自分には至福の時間でした。

展示されている原画、資料を挙げてみます(記憶で書いていくので間違いあるかもしれません…それと作品名挙げてしまって問題あれば指摘くださいませ…)

ガリアン原画、エンゼルコップ原画2カット、八犬伝一話資料・原画、骨董屋設定、原画、ユンカース設定、紅の豚原画、八犬伝新章4話ラフ原画・設定・コンテ、千と千尋原画、お伽草子原画8カットくらい?、ハウル原画、レッドライン原画8カットくらい?、虹色ほたる原画6カットくらい?、ももへの手紙原画6カットくらい?、風立ちぬ原画、西荻窪原画4カットくらい?、同人誌パラパラ漫画生原稿など。

 

こないだのトークショーで来られた際の感想イラスト(自画像が上手い)、お手紙も展示してありました。

 

年代を追って見ていくと、大平さんの画風(作風)の変化の過程がまざまざと見れて非常に面白いですね。どんどん線がヘロヘロになってきて線だけでなくタッチ原画(ブラシ表現?)が増えて来ますが、昔から変わらないのはその原画の分厚さ!パラパラめくってるうちに、自分の運動不足なせいか腕が痛くなって来るほど(笑)。

それと、どの絵もいちいちカッコいい。正直自分はアニメーターではないのでパラパラめくっていても、何が何だかよく分かってない部分があります。たぶん演出さんも、動画さんも、仕上げさんも相当気合入れてチェックしないと解読は難しいんじゃないかと思われます…?

ちょっとやそっとパラパラしてみたところで、理解は出来ないものの一枚一枚の絵がカッコいいので見ていて非常に気持ちいい。

 

近年の大平さんはタッチ原画?ブラシ原画?を多用して、普通のセルアニメ表現(線とベタ塗り)を越えようとしていて、もはやアートアニメの域に達していますが、願わくばこの味のある線がなるべく生かされた形で視聴者の目に触れられるとありがたいのですが…。

とりとめない感想になってしまいました。

 

帰りに入手出来ていなかった大平晋也資料集2はまじを購入。はまじのコンテ、資料、新規イラストが収録されているという自分には夢のような本です。ありがたやー。

 

大平晋也展は9月4日(月)まで。満員の可能性もあるので予約してから来店するといいかもです! 

 ↑こちらの本にも大平さんの原画が収録されております。眼福です